神奈川県小田原市の腰痛治療|膝治療|むち打ち治療|スポーツ外傷|接骨・鍼灸・整体の福元鍼灸整骨院・整体院

各種お問い合わせ0465-49-1300

小田原市 腰椎変性すべり症

第4番目と5番目の腰椎の間によく認められる腰椎変性すべり症

腰の骨が前後にずれてしまう腰椎変性すべり症は、中年以降の女性に好発して第4番目と5番目の腰椎の間によく起こります。
はっきりと原因は分かっていませんが、加齢と共に腰椎の椎間板や関節・靭帯が緩んで、すべった腰椎が不安定性を伴って脊柱管が狭窄し神経を圧迫することで腰痛や下肢痛・しびれが生じるのです。
病期の進行に従って症状が変化して、初期は主に椎間板や椎間関節由来の腰痛ですが、進行すると脊柱管狭窄症を引き起こして間欠跛行を認めたり、末期になると安静時にも下肢痛がでたりします。
それから脊椎の関節突起間部で本来はつながっているべき骨の連続性が絶たれた脊椎分離症という疾患があって、主に5番目の腰椎に生じるのです。
スポーツを行う学童期に多く発症することから、腰にかかる繰り返しの外力による疲労骨折が原因と考えられていますが、一部に遺伝も関与しているとも考えられています。
この分離症を放置していると隣り合った脊椎との間の安定性が損なわれて、加齢と共に骨と骨との位置関係にずれが生じることがあるのです。
この状態を脊椎分離すべり症と言って、すべりが酷くなると下肢の痛みやしびれが出現しますし、場合によっては手術が必要となることもあるのです。
ただ適切な治療が実施されると治療後の経過は比較的良好と言われています。

これらすべり症の治療については、まず保存的療法が実施されて、そのひとつが安静と生活習慣の改善です。
症状として起こる痛みは腰にかかった負担で筋肉や関節部に炎症が発生するためで、安静にして腰にかかる負担を減らすことが早期の回復につながります。
またストレッチや筋力強化訓練を日頃から行って、腰部周囲の筋肉のバランスを整えることも再発予防につながるのです。
無理のない動ける範囲で日常生活を維持した方が、治療効果が高いことは科学的にも証明されています。
それから局所の安静を保つことで痛みの軽減や早期の回復を期待して、装具着用をするケースもあるのです。
装具には長さや硬さなどで様々な種類がありますが、軟らかい簡易なもので十分と言えます。
ただ長期間の着用は逆に腰の周囲の筋肉に萎縮をもたらすので避ける必要があると言われているため、装具着用の目的と期間については担当医に確認することが大事です。

内服薬や外用薬を用いた薬物療法もあって、非ステロイド系抗炎症薬は鎮痛を目的に用いられますし、痛みによって緊張した筋肉を弛緩させる目的で筋弛緩薬が使用されます。
また、シップ剤など外用薬も適宜使用しますし、温熱療法などの物理療法も時に有効です。
それから、トリガーポイントに局所麻酔薬や抗炎症薬を使用することで痛みを治療する神経ブロック療法もあります。
トリガーポイントをブロックすることで交感神経系の異常な興奮が抑えられて、局所の血行が改善されますし発痛物質が抑制されて痛みが緩和されるのです。
ただ、こうした薬物療法や理学療法などの保存的治療を行っても、それらの効果がみられない場合には手術を行うのが原則となっています。

 

小田原市 腰椎変性すべり症なら、「福元鍼灸整骨院」にお任せください。

Fukumoto Group採用情報