当院では骨折、不全骨折、脱臼、打撲、ねんざ、交通事故、
手術後のリハビリなど、接骨・鍼灸・整体治療から
指圧マッサージ、電気治療まで幅広く取り扱っております。
腰痛を治療するには、まずその腰痛の正体を見極めなければなりません。
それには、正確な診断を得た上で現在の症状について評価を進めます。
腰痛の評価にあたっては、まず以下の分類を用いて簡潔に腰痛の概略を把握し、その上で機能評価、分析を行って腰痛のメカニズムを検索します。
伸展型、屈曲型、回旋型は文字通り体幹の屈曲、伸展、回旋それぞれの動作により疼痛が増強するタイプの腰痛です。 これらは、運動方向に応じて規則的に疼痛が増減するため、特定の動作との因果関係を推定しやすいタイプの腰痛といえます。
一方、安静型や不安定型は疼痛発生パターンが不規則又は無関係で動作との因果関係が不明瞭な腰痛です。
尚、それぞれの腰痛の病態については以下のように整理しておくと便利です。
- 屈曲型
- これは、殿筋群やハムストリングスの短縮により体幹前屈動作における骨盤前傾が制限され、疲労・短縮した腰背部の筋が遠心生収縮を強いられて増悪するタイプを指します。
日常生活での愁訴としては「靴下を履くときに痛む」「椅子に座るときに痛む」などと表現されます。 多くは腰背部の筋群や殿筋、ハムストリングの緊張緩和と前屈運動における骨盤前傾の誘導により運動時痛が軽減できます。 - 伸展型
- これは、腸陽筋や大腿筋膜張筋など股関節の短縮や過緊張があり体幹を伸展させる際に骨盤前傾・腰椎前弯が増強して疼痛が憎悪するタイプの腰痛を指します。
一般的な愁訴として「椅子から立つときに腰が伸びない」などと表現されます。
治療としては、股関節屈筋を伸張して股関節伸展可動域を獲得させた後、体幹伸展を促し、腹筋群の緊張を保ちつつ骨盤内後傾を誘導することにより運動時痛が軽減できます。 - 回旋型
- 体幹回旋により疼痛が増強されるタイプの腰痛で多くの場合腹筋の緊張が不十分なため回旋動作の際に骨盤前傾が増強し、腰椎に回旋、伸展ストレスが加わるため起こると考えられています。
回旋側では同側の腰方形筋の過緊張により非回旋側では骨盤前傾が増強して伸展型腰痛と同様のメカニズムが一側に作用して疼痛が増強する例が多く見られます。
野球やテニスなどの回旋動作を多用するスポーツに多発しています。 - 安静型
- これは長時間の座位や立位姿勢の保持によって腰部周囲の鈍痛や不快感が憎悪するタイプを指します。腰椎椎間板症や腰椎分離症など腰椎の器質的損傷に起因する例が多いのが特徴です。
一方で運動時痛を合併する場合には腰椎のメカニズムを知るためにも運動時痛を優先して考えた方が病態を理解しやすい場合があります。
例えば、長時間の車の運転で憎悪する腰痛の中には、腸陽筋の持続緊張が原因で立ち上がりの動作で疼痛が憎悪することから、広い意味の伸展型と解釈できる症例も多く含まれています。 - 不安定型
- これは、疼痛の発生する条件が一定せず、不意に鋭い痛みが走ったり、特定の動作では疼痛が誘発できないタイプの腰痛を指します。
仙腸関節の疼痛が代表的で「寝返りの痛みで目が覚める」、「動作を変える時に鋭く痛い」というような訴えが特徴的です。
電気治療、超音波治療、光線治療、カイロプラクティック、レインボー治療、テーピング療法、鍼灸治療などを症状に合わせて併用し、統合的に行います。
変形性膝関節症とは、膝関節のクッションである軟骨の磨り減りや筋力の低下が要因となって、膝の関節に炎症が起きたり、関節が変形したりして痛みが生じる病気です。発病初期は痛みがすぐに治まったり、痛みがあっても年のせいだとあきらめている人が多いのが現状です。
適切な治療を受ければ普通に日常生活をおくる事ができます。
同じ変形性膝関節症でも、症状の現れ方や進み方は人によって千差万別です。X線写真では膝関節の変形が相当進んでいるのに症状がほとんどない人、逆にひどく痛むのにX線写真では変形がほとんど見られない人など様々です。
変形性膝関節症の症状を知る手がかりとして、自覚症状が上げられます。原因としては、筋肉の衰え肥満・膝への負担の大きいスポーツの習慣、脚や偏平足など足部の変形、足に合わない靴、及びハイヒールなど。
- 初期の症状
- 朝起きて歩き始めたときの「膝の違和感」が最も早く現れる症状です。
この段階では、膝に力がかかる動作で痛みが出ることもあります。
この痛みは長続きせず、暫く休むと痛みがなくなる場合がほとんどです。 - 中期の症状
- 初期症状を放置しておくと、徐々に進行して症状が悪化していきます。
そして痛みがはっきりと自覚できるようになり、膝が十分に曲がりきらない、伸びきらない状態が進み、階段の上り下りもつらく、特に下りがつらくなります。
また、炎症が起きてくるために、膝の周辺が腫れたり、熱感をともなったり、浮腫んだりしてきます。さらに、膝に水がたまって膝が張っているような重くだるい感じもでてきます。
この段階では、膝の変形がひどくなり、膝に力のかかる動きをするとガリガリ、コリコリといった軋轢音が出るような感じを受けるようになります。 - 末期症状
- この段階になると、日常生活に支障が起こるほどの痛みになります。
そのため生活活動範囲が狭まり外界からの刺激が少ない生活になるとストレスがたまり、うつ状態に陥りやすくなります。
また、高齢者の中にはこうした生活(家の外にでない)が続くと痴呆の症状が現れてくる人もいます。
この段階では骨の変形が相当進んできますので、外見的にも関節の変形が目立つようになります。
一度磨り減ってしまった関節軟骨は元の完全な形に修復されることはありません(痛みと関節の磨り減りは必ずしも関係ありません)。多くは筋肉の衰退に問題があります。したがって、変形性膝関節症の治療は、痛みをとり、膝が完全に曲がりきらない状態や伸び切らない状態を改善して、膝の機能を高めることを目指して行われます。
当院の治療は、症状進行度や痛みの程度によって異なりますが、温熱、冷却療法、矯正法、運動療法マッサージ、テーピングと併せて鍼灸療法などが基本となります。
たとえば、治療としての1つ目は、症状の緩和です。 血行を良くし、患部を温めて痛みを軽減させるほか、関節の動きをスムーズにする効果です。 2つ目は病気の根本的治療です。
運動を取り入れることで血流が良くなって関節部分に栄養がいきわたります。すると、炎症の原因となる老廃物がどんどん排泄されますし、細胞の活動も活発になり病気の進行をとめたり、再発を防いだり、更には治療効果まで期待できるというわけでする しかし、運動療法を始める時には相談してから行うようにしましょう!
なんとなく次の日首が痛い??
今日は○○が痛いけど、何でだろう?と思われた事は無いでしょうか?
実は交通事故に合われた場合も同じ場合があります。見た目には何も無くとも身体の内部では損傷を受けている場合があります。交通事故に合われた方は、必ず、病院か接骨院を受診して下さい。
当院も自賠責保険を使って治療が出来ます。
- 頚椎捻挫型
- むち打ち症の7~8割がこのタイプといわれています。首を支えている筋肉や靭帯の損傷がおこっている状態です。
- 頚椎神経根型
- 脊髄から出ている神経が、追突などの外力により伸ばされたり圧迫されたりしている状態です。
- バレリュー症候群
- 脊髄から出ている神経のうち、血管の動きをコントロールしている交感神経が過度の緊張状態になり、そのまま血管(椎骨動脈)痙縮に陥った状態です。
- 低髄液圧症候群
- 脊髄を満たしている髄液が少しずつ漏れ出して、神経や血管を圧迫している状態です。
交通事故に遭遇して被害に遭われた方は自己判断せず、病院やクリニックで精密検査をしっかり受けた上で、症状が改善されるまでできる限り多く通院されることをお薦めいたします。
注意事項
1.事故状況の過失割合の結果しだいでは、自賠責や任意保険が適用されず全額自己負担となる場合があります。あらかじめご了承ください。
2.当院でのレントゲン撮影はできません。(撮影されたレントゲン画像は見れます)
3.なるべく事前に保険会社の担当者に連絡の上、ご予約ください。保険会社から当院へ連絡が入るまで、いったん自己負担金をお預かりさせていただきます。
スポーツをしている時、急激な外力が加わって起きる。捻挫や骨折などは「スポーツ外傷」と呼ばれ、また、練習を繰り返したりすることで、局所の過度使用の為慢性に障害が起きるもの。
例えば、野球肘などは「スポーツ障害」と呼ばれています。
スポーツ外傷は、スポーツ中に大きな外力が一時に掛かって生じるものです。
生じる部位、程度などはスポーツの種類によって様々ですが、しっかりと準備運動やストレッチなどを行う事が予防する為に大切です。
外傷の応急処置は、それがどんな外傷であれ基本的には同じです。
・固定する副木(無ければ新聞紙を丸めた物で良い)などで局所の安静を保つようにします。
・とにかく冷やす。受傷後なるべく早期に氷やコールドスプレーなどで局所を冷やすこと が大切です。
・高いところに挙げる局所をできるだけ心臓より高い所に挙げておくのが重要です。
これらは、いずれも痛み、腫れなどの症状の悪化や、二次的な損傷を防ぐ上で効果があるものです。
・肩関節脱臼 ・突き指 ・膝靱帯損傷 ・肉離れ ・足関節捻挫 ・アキレス腱断裂など
練習を繰り返すことで、体の一部にストレスがかかり続け、ついには症状を発するものです。
練習は、やればやるほどいいと言うものではなく、過度の練習は障害を引き起こすことになりかねません。 適度な運動量でいつでも楽しんでスポーツとつきあっていきたいものです。
・野球肘 ・ジャンパーズ・ニー ・疲労骨折 など
鍼灸治療法には、その症状の原因に対する考え方の違いにより大きく分けると2つの治療方法があります。
一つは、痛みやこりそのものの症状が原因とする考え方で西洋医学的テスト法などにより痛みやこり及び病気の程度を推測いたします。治療は鍼や灸を治療への手段として使います。
もう一つは、体内を流れている生命エネルギー、これを経路と呼びますがこの乱れが根本原因であり、痛みや病気の症状は、その結果生じたものと考え、生命力のアップに第一義をおきます。
東洋医学の本流は、後者なのですがそのためには脈診という東洋医学独自の診断法が不可欠です。 又、鍼灸は刺激物ではなく経絡の調整器だと考えています。 当院では、それぞれの症状に応じて取捨選択し、患者様に最も適した方法で治療致します。
西洋医学には、筋肉の起止、停止、運動点などを使うトリガーポイント療法や神経分領図(デルマトーム)を使い治療します。
又、当院では患者様が現在の症状の分析を目で見て分かる様身体の測定検査を行い、PC(パソコン)の画面に体の測定状況をを写し出しそれを元に適格な治療を行う良導絡自律神経調整療法があります。
又、日常生活の動作や食養生の指導をプリントアウトしてお渡ししています。 東洋医学的には患者様の脈やお腹を見ます。生命エネルギーの流れ(経絡)は14本あり、健康な時はすべてがスムーズに流れていますが病気や体調が悪い時は滞っている流れがあります。脈やお腹を見ることにより悪い流れを知ることが出来るのです。
経絡に鍼灸を行うことにより、経絡が整った時点で脈とかお腹の状態もよくなり、患者様の愁訴、例えば腰痛なら腰の筋肉の固さもかなり改善されています。その後局部に対して鍼灸をしますが、軽い刺激で十分な事が多いです。