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小田原市 浅鵞足・深鵞足

鵞足炎は膝関節のオーバーユースが原因?

普段あまり聞くことのない鵞足というのは、膝の内側部分にある腱の付着部の呼び名で、その位置関係から浅鵞足・深鵞足と呼ばれる2つがあります。
浅鵞足には縫工筋・薄筋・半腱様筋といった3つの筋肉の腱が脛骨に付着していて、ガチョウの足のように見えることから鵞足という呼び名になったのです。
ちなみに、一般的に鵞足というとこの浅鵞足を指す場合が多いです。
浅鵞足よりも下部に位置する鵞足が深鵞足で、半膜様筋という筋肉の付着部を指して、それぞれ膝窩筋の筋膜・関節包後面・脛骨骨端の内側顆の3箇所に付着して形成しています。
これら2つの鵞足部に異常が発生して炎症を起こすのが鵞足炎です。

発症に至る原因については医学的に良く分かっていないことも多いのですが、一般的には膝関節の曲げ伸ばしを繰り返すことによるオーバーユースが原因と考えられています。
具体的には、膝の曲げ伸ばしをすることにより、膝が内側へ入る動作や膝から下を外側にひねる動作で、太ももの骨とすねの骨とを結ぶ靭帯の内側側副靱帯が、鵞足とすれて摩擦が発生するのです。
その摩擦ストレスから腱を守る鵞足滑液包というのがあるのですが、曲げ伸ばしが過剰に繰り返されることで、鵞足滑液包への刺激が限度を超えると負荷が吸収できなくなって、鵞足や鵞足滑液包に炎症が発生します。
また、それに伴い滑液が過剰に分泌されるために鵞足滑液包が膨らんで、見た目にも患部が腫れ上がることになるのです。

勢いよく走っているなかで急な方向転換をするといった動作が発症しやすくしますし、他にもジャンプやステップを多用するスポーツもリスクは高いといえます。
特に脚を使うサッカーは注意が必要ですが、意外にも水泳で発症する方も少なくないのです。
これは、平泳ぎでカエルのような動作を過剰に繰り返すことが発症の原因となりますし、一連の動作で両足で水を掻き出す動きが鵞足部に極度の負担を与えるためと考えられます。
また、こうしたスポーツ以外でも鵞足炎の発症の引き金となることもあって、例えば階段の上り降りなどの日常動作で、差はありますが膝の使い方や筋肉の状態で起こり得る疾患なのです。

また、鵞足に関連する3つの筋肉は全て太ももの筋肉で、太ももに負荷がかかって筋肉が硬くなると、その筋肉が鵞足部を引っ張って鵞足がダメージを受け炎症を引き起こすとも考えられています。
基本的に筋肉が硬い状態になるほど体が負荷を逃がしにくくなるため、筋肉の状態が鵞足に与える影響が極めて大きくなるのです。
つまり、単に鵞足部の摩擦だけではなくて、太ももの筋肉疲労も原因になり得ると言えて、鵞足炎になりやすい人の特徴として、X脚・体が硬い・姿勢が悪い・変形性膝関節症を患っているなどがあります。
逆に発症しない人は、スポーツなどで膝関節に負荷がかかっても、正しい姿勢で動作を行い筋肉も柔軟性があることで、体が受けるストレスを逃がしやすくなっているのです。
その結果、膝関節や鵞足にもダメージが蓄積しにくいと言えるので、筋肉が柔軟性を取り戻して体が本来の正常なバランスに調整されれば発症を予防できるのです。

 

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