M.Sさん（小田原市酒匂在住）
骨折を振り返って
今から五ヶ月前の朝、不安と痛みにひたすら耐えていた自分を思い出します。
これはまずい、手首をやってしまったかも…心に動揺が走る。その時、まず真っ先に頭を
よぎったのは治療場所をどこにしようかだった。子供が小さい頃指を骨折し二カ所も外科医をあたったが、そのどちらも骨折を見抜けず痛がって泣く子供を柔道整復師の先生に治して頂いた経験がある。
また看護師さんがご自分の勤め先の病院が治せないからといって、この同じ先生に治していただいているのをみて病院不信があったのかもしれない。
切ったり縫ったりするところよりも長年の勘と治癒力を助ける方針のところが安心できると思っていた。さりとて、どこがあるのだろう。どこか知ってる？と聞くと、夫曰く福元先生は確かそうだよ。と言う。
治療場所の希望はこれで繋がった。さあ、これからです。まな板の上の何とかやらで、とにかく何としても頼みますの気持で先生のところへ運んでもらうことに。骨折して手首をひたすらつかみ、心もとない私に大丈夫だから、治るからねえと力強い励まし、こうなったら先生あなただけが頼りですの心境でした。
手首の複雑骨折にもかかわらず、整復確認のレントゲン写真には見事なまでにきれいに整復されて写っていました。改めてこうした技術治療というものを見直させていただいた思いです。
固定を添え木にするかギプスにするかということでしたが、いろんな患者さんをみてきた先生に一任しますということで添え木に。この添え方も早い回復に繋がったようです。あのグローブのようにふくらんだ指全体とその痛みに耐えつつ、一ヶ月あまり、板を外してからもリハビリに耐えた毎日。痛いからと動かさないでいると関節部分が変に固まってしまうからと、指一本触れさせたくない指や手首を曲げたり、ねじったり、握ったり、開いたりと皆さんに必死の思いで助けて頂きました。
その甲斐あって今では殆ど元通りに手首を動かせるようになりました。
まだかすかな（ないも同然位の）腫れが残っていますが、ひくのもあとは時間の問題。本当によくここまで回復してくれたと思っています。不自由さに泣いたこれまでのことを振り返ると、うそのようです。普段あたりまえに動いている手が、こんなには当たり前ではないんだと骨折を通じてしみじみ教わったような気がします。医者じゃなければ骨折のような治療は治せないと思っている友人がえーっ病院じゃないの、大丈夫なの？の声に私、良い治療者がいれば後は体の造りそのものが勝手に治してくれるのよと返す。これまでの治ってゆく過程をみつめながら、人体の造り、そのすごさに、ただただ感動を覚えています。
福元先生はじめ、これまで尽力いただいたスタッフの皆様一人一人に心からお礼の気持でいっぱいです。本当にありがとうございました。
※お客様の声はあくまで個人の体験談であり、得られる結果には個人差があります。
2014年3月31日 9:46 PM | カテゴリー：患者様の声
